そう生まれた

こんな事があった

 

親父は高血圧だ。日によって変動はあるがある日160を超えていた

 

その日特に寒い日だったので、ウォーキングを趣味にしている父に今日はやめておいたら?

と一言言った

 

すると父はその時は不機嫌でもご機嫌でもなかったのか、こう言った

 

お父さんは人から指図されると腹が立たんや。

昔からそうで、何にも変わらん

 

 

その時の父の機嫌は不機嫌さをぶちまける感じでもなく、振り返るような淡々とした口調でいったから僕はふと考えてしまった

 

まず父は自己理解として自分がそうなのだと理解していたのだという事

 

不機嫌な時は防衛的になるだろうけれど冷静な時は自分がそうゆう人間なのだということを一応自己受容しているんだなと

 

自分の父だから思うが、父の場合はその特徴がそれほど突き抜けてもいない。

 

亀田のお父さんぐらい突き抜けた自分勝手さを持つだろう人であれば生き方や生き場所も限定されるだろうけれど、父の場合は人から指図される事は嫌なのだろうけれど、自分で独立して何かをするというほどのエネルギーや突き抜けた特徴はない

 

最後に思った事は能力だ

 

父がそのような属性を持って生まれた事は恐らく社会や組織の中で生きていく事は困難な事が多かったと思う

加えて人から指図されるのが嫌なのにマネジメント層でもないのであれば尚更だ

 

mind面でも、能力面でも突き抜けられず、しかし人から指図されるのが腹が立つと内心思っている弱者は生きにくいなとは思う

 

能力面はあまり変えられないので、変えられるとするとマインド面だろうが