夢なのか、気づきなのか
長谷川が数年前に結婚したそうだ。
結婚式も開かれたみたい。それを聞いた当時はなんとも思わなかった。本当に
しかしふと夢を見てから考える。俺は長谷川から結婚する事も聞いていない。勿論式には呼ばれていない。しかしLINEは知っている。
結婚した事を連絡する事など、5秒でできる。しかし俺にはそれをしなかった。
当時、なぜ何も思わなかったか。それを連絡されてもふーんって思うだけだし、仮に呼ばれたとしても嫌だと思うだけだ。だからなんとも思わなかった
しかし今日見た夢を通して少し思うのは
長谷川なりにこの人は友達、この人は何でもない人などの仕分けがあったと思う。
俺は勿論友達ではないのだが、まず社交辞令としても連絡する先として勘定が無かったのだと思う。
いや、もっと言えば利用対象としての人間だったのかも知れない。
LINEは知っている。彼からはセミナーの空席を埋めたいから参加して欲しいとか、そうゆう連絡は来ていた。つまり利用価値があるところがあれば利用をしようとしていたのだと思う。
それに気づいたとき少し寂しい気持ちにはなった
安倍総理騒動に繋げる
俺は長谷川と9年ぐらいは過ごし、当時は仲の良い友人の一人のように見えた。大人になるに連れて疎遠になる、それはよくあることだ。
しかしもし俺が死んだら長谷川は俺が死んだ事すら知らない関係なのだ。
いや仮にどこからか話を聞きつけて俺の葬式に来たとして彼は俺をどのように回顧するだろう。おそらく悪い印象でしか思い出さないはずだ
そう考えると俺という人物のこの世の存在意味のなさというか、残念さ、むしろいない方がいいのでは無いか、などを考えてしまう。
何となく心が不安定ではあるな