心のゆとり

知り合いのおじいさんがいる。

その人は変わっているが、穏やかなおじいさん

 

その人がWi-Fiが接続できないという事で僕が代わりに設定することになった

それは喜んでだか

 

しかしその接続は手間取った、2時間コールセンターの人とやりとりしたが終わらなかった。

 

で結局別のパソコンが必要で翌日に持ち越しとなった。

 

でその日にやった事を引き継ぐために、僕は番号をメモった。先方から明日電話をしたらこの番号を伝えれば今日から続きができるということ。

 

今日の2時間をやり直させないために、僕はこの番号が重要だと思った。

 

明日続きをやるにせよ、色々出してきたものをしまったりするのは面倒だから、散らかっているがこのままにして欲しいと言った。どうせ夜があければまた来るのだから

 

そして一番重要なその番号を控えたメモをその机の上に置いた。

メモというか、A4サイズの白紙にデカデカと書いてあるのだが

 

僕は念を押した。この紙捨てないで下さいね。と

 

ここまで書くとわかると思うが、翌日行ったらその紙が捨てられていた

 

僕がここにあった紙ってどこですか?

と聞いたらゴミ箱から出てきた。

 

僕は正直わからなかった。

まずこの紙が一番大切なので捨てないでと伝えた。

ただもし仮に伝えていないとしても、A4サイズ白紙にデカデカと書いてある番号はこの接続に何か関係があるのだろう。と普通は思わないか?

 

そしてそれも昨日の夕方にやって、翌日の午前中にまた来るという約束をした。

仮に不必要なものかも?と思っても一旦そのままにはしないか?

 

そして最大の疑問はその人自体は収集癖があり、要らんものとかを廃られず取ってある。花瓶とか山ほど置いてある。

 

綺麗好きならばまだ性格的に…とか思うのだが、何故その紙を捨てるのを我慢できなかったのか。

 

などと結構力が抜けた。

結局紙は出てきたからいいものの、出てこなくて昨日のやりとりを初めからしなければならなかったら結構頭に来ていたと思う。

 

僕は老人と付き合うという事は心のゆとりが必要だと思った。

こんな事が多いとやはりストレスが溜まると思う